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カブリブレ

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2007年 09月 08日

九州旅行その五

阿蘇の外輪山を越えて、峠を降りて行き、いったん阿蘇山へ。
なにも遮るものが無いので星がまるでプラネタリウムのようです。
山の下の方でどこかのお祭りか、花火があがっていました。

翌朝ひとまず阿蘇山へ。すこーんと青空が広がっていました。
九州旅行その五_a0072991_8572663.jpg

見渡す限りの広い牧場です。

その後、地獄温泉「清風荘」へ。
ここは明治時代の古い建物がのこる温泉宿で、湯治場として知られているところです。
細い山道を登って行くとひっそりと静かな建物が見えてきます。
たちより湯は400円と雰囲気の良さからすればかなりの格安。さっそく受付後、建物の外にある混浴露天風呂に向かいます。
朝一にもかかわらず、地元の人か、湯治客か、すっかり朝の社交場になっています。
きれいな乳白色の濁り湯です。
一緒の湯船に入ったオバサンたちと「どっから来たん?」「うちの息子も〜におってな」などと談笑。
その他、一番古い内湯や、新しく出来た離れの露天風呂など全部入りました。

それからせっかく阿蘇山に来たので、噴火口を見に行くことにします。
中学校の修学旅行依頼です。
九州旅行その五_a0072991_991965.jpg

噴火口の周りでは、硫黄などいろんな石を売っている土産物屋があちこちにあります。
ハングルや中国語の看板が多く、観光客が多いのが伺えます。
硫黄は砕いて庭などに蒔いておくと害虫よけに効果があるとか。
九州旅行その五_a0072991_912242.jpg

噴火口はブクブクと泡立っていました。この青い色は雨水に硫黄やいろんな成分が溶け出しているかららしいです。あちこちに有害ガス注意の標識がありました。

阿蘇から今度は佐賀に向かい、フェリーで四国に渡ります。つづく。

# by cotaro90cc | 2007-09-08 09:14 | 旅行
2007年 09月 05日

蕎麦屋のしきたり

最近読んだ本。
「蕎麦屋のしきたり」
http://www.amazon.co.jp/蕎麦屋のしきたり-生活人新書-藤村-和夫/dp/4140880015

著者は東京の名店、更級の元四代目。職人としての知識はもちろんのこと、蕎麦と蕎麦屋についての歴史にも造詣が深く、真面目に蕎麦を知りたい人にも、ただの雑学好きにも楽しめる一冊でした。
お蕎麦屋さんの一日の始まりから終わり、仕事の段取り、美味しい汁の取り方、etc,etc..
寿司屋とも割烹とも定食屋とも少し違う、蕎麦屋独自の世界が紹介されています。
蕎麦の原価や商売の勘所、粋な食べ方などなど、すぐにでも近くの気の置けないお店(なかなか無いけど)に飛んで行きたい気分になりました。

引用〜まず酒を一本取り、お品書きを吟味しながらおもむろに飲みはじめ、しかるべきに手の掛かりそうな「つまみ」を注文し、できてきたらお代わりの酒を注文、食べているうちに「蒸篭、一枚」。水を切りながらつまみつつ、「もう一本」。「板ワサでもおくれヨ」。酒がなくなる頃、「蒸篭もう一枚」。これをゆっくり食べて、湯桶を入れて、残りの汁を全部飲んでしまってから「お勘定」。こういう段取りですと、お金もそう使わず、そうかといって金高も適当ですからお店も喜び、「毎度有り難うございます。」ということになります。

# by cotaro90cc | 2007-09-05 01:41 | 日記
2007年 09月 03日

九州旅行その四

いったん高速にあがり、人吉にむかいます。
人吉は古い町並みと、急流下りで有名な球磨川、それと球磨焼酎の蒸留所がたくさんあるところで焼酎好きにはなかなかいいところです。球磨川の川縁には古い民家がたくさん残っていたり、人吉温泉の古い立寄湯もあちこちにあります。

一軒の酒屋さんに行き地元人吉の焼酎を何本かみつくろって買い込みました。
人吉には特に僕のお気に入りの酒があります。
鳥飼という米焼酎ですが、正しくは「吟香 鳥飼」といい、その名の通り吟醸酒の香のする焼酎です。飲んだことのない人に言うと、なんやそれといった反応ですが、コレ本当に美味しいです。
人吉のHPにはこんなページもありました。http://www.hitoyoshi-hikari.com/html_sake1.htm

翌日、あまりの暑さに泳ぎたくなったので川に行くことにしました。
球磨川はそこそこ奇麗ですが泳ぐにはもっと小さくて奇麗な川がいいので、支流の川辺川にいきます。ここは日本の奇麗な一級河川ベスト10にも選ばれた川で、川沿いの車道から覗き込むだけでも、吸い込まれそうに透明でエメラルドグリーンの水にヤマメが泳いでいるのが見えます。ときおり、小さな船で漁をしている川漁師さんもいます。

川に降りられそうなところに車を置き、河原で様子を見ていると地元の人に話しかけられました。どこで泳ぐのが良いかと訪ねると「ここよりももっと小さくて奇麗な万江川がええよ。」とのこと。さっそくポイントを聞いてそこへ向かいます。
川辺川よりももっと小さな支流ですが、まさしく清流、渓流釣り師もいればちょっとした淵では地元の子供達が飛び込んだり泳いだりと遊び回っています。
適当なところに場所を決め水着に着替えて飛び込みました。
川の水はキンと冷たく気分爽快。2メートルほどの川底の岩には鮎が苔を食んだ跡がいっぱいついています。流れに逆らって泳いでいると回りにはたくさんのヤマメの群れ。
自分の地元でも時々川遊びに出かけますが、ここは天国のような自然が残っていました。

結局夕方まで一日中遊んで、次の目的地阿蘇山をめざします。
途中、江戸時代に作られた水道橋「通潤橋」によりました。
九州旅行その四_a0072991_23465379.jpg

日本なのになぜかヨーロッパのような立派な石造りの橋は、いまでも田んぼに水を引くのに使われています。
あちこちで寄り道をしたせいで、すっかり暗くなった中を阿蘇山に向けて走ります。つづく。

# by cotaro90cc | 2007-09-03 23:51 | 旅行
2007年 08月 31日

九州旅行その三

長島からこんどは霧島に向かって走ります。
途中、養鶏場の真ん前でやっている唐揚げと焼き鳥の店を見つけて入りました。場所は忘れてしまいましたが、最高に美味しい鶏肉でした。

九州旅行その三_a0072991_2394979.jpg

霧島に到着すると町のあちこちから蒸気が上がっています。
ふつうの住宅のわきからもボコボコと音を立てながら熱湯が噴き出しています。こういうのを見ると最近の村おこしのボーリングで掘り当てた温泉が寂しく感じます。
この日は少し外れにある「さくらさくら温泉」という泥パックのある温泉に入りました。

翌日、あさから大狼池という火口湖のある山にハイキングに行きました。
九州旅行その三_a0072991_23123814.jpg

がしかし、濃霧のため何にも見えず。しばらく霧が晴れるのを待ちましたがしとしと小雨が降ってきたのでそそくさと下山しました。
九州旅行その三_a0072991_23151175.jpg

でも山の中は静かで、ここまでずっと車を運転してきたのでほっと一息つくことができました。
この日はもう一度霧島温泉の外湯に入り、近くの食堂で黒豚のトンカツと黒豚チャーシューののったラーメンを食べました。

翌日、霧島を後にするつもりが通りすがりの御池という池(といっても湖のような大きさ)に寄って釣りをすることになりました。
九州旅行その三_a0072991_23183375.jpg

湖畔ではアヒルのボート乗り場があり、鴨がガァガァと遊んでいたり、となかなか落ち着くところです。
地元の人か旅行者かわかりませんが、釣り人もたくさん来ていました。最近は湖沼の釣りといえばバスフィッシングばかりですが、ここではヤマメやヘラブナを狙う釣り師がたくさんいます。
子供と一緒にスルメを餌にフナを数匹釣って、バケツに入れて遊びました。

フナを湖に逃がしてやって、つぎは球磨焼酎の聖地、人吉を目指します。つづく。

# by cotaro90cc | 2007-08-31 23:23 | 旅行
2007年 08月 28日

田舎暮らし事始め

不動産屋さんと一緒に田舎の家を見てきました。
田舎の広いところに住んでみたいということで、家族と相談した結果、希望と条件は以下の通りです。

・とりあえず今の仕事に通える場所
・とりあえず今の家賃と同じかそれ以下
・まわりが田んぼ
・土間や納屋があって、日曜大工が近所はばかりなくできる。
・車2台分の駐車スペース(無料)
・バイクや自転車が目の着くところで屋内に保管できる。
・ガス、電気、上下水道完備
・庭と少しの菜園スペースがある。
・なにがしかの方法でネットに繋がる

というわけで、不動産情報をチェックしていたところいくつかの条件にかないそうな物件があったので見に行ってきました。

車で自宅から20分、職場からは30分〜40分程度の山間地です。
周りは残念ながら野原というわけにはいかず、わりと入りくんだ集落の中ですが、国道からは少し入っているので静かそうです。
建物は恐ろしく古く、築70年ほど。ですが、空き家ではなくオーナーの方が今も生活されているので思ったほど傷んではいません。
まず立派な門構えがあり、飛び石を歩いて玄関に入ります。庭はきちんと手入れされていますが、あまり広くはありません。
ガラガラと引き戸を開けると、広い玄関の奥には上がりかまちでつづく6畳の和室が4部屋と8畳が2部屋。ふすまを開けるとどえらく広い部屋になります。
台所、浴室は最近(といっても10年以上前でしょうが)改装したらしく、割と奇麗です。
母屋に繋がった離れが2部屋あります。玄関のわきには大きな土間があり、昔は牛でも飼ってたかのような雰囲気ですが、古い家財道具などに占領されています。
母屋は2階建てで、階段は古い民家にあるような急傾斜の手すりなし。2階へ上がるには、階段を上がって、戸板を手で押しあけます。2階の部屋は昔の造りそのままで、やけに天井が低く圧迫感があります。
裏にはには勝手口と少しの中庭、野菜洗い用の水道など。
家の前には反たんほどの面積の畑が広がっています。この畑もこの家の所有です。今もカボチャや茄子などが育っていました。
道路をはさんで裏手には車3台分のシャッター付きのガレージがあります。これも所有。
中はオーナーの車とトラクターなどの農機具が置いてありました。畑するなら使ってください、とのこと。
少し離れたところに、田んぼもあります。
この家の所有する田んぼは6反ほどあるそうですが、点在しているため全部の場所はまわりませんでした。青々と稲が育っています。

オーナーの方は、この広い家を管理するのが面倒なので、ここを貸して町の方にマンション住まいをするそうです。
いろいろ話を伺うと、多趣味な方で、書や唄など広範囲にたしなまれるとか。この家にもたくさんの額や軸がありました。

家の周りには歩いて10分ぐらいのところに小学校、幼稚園があります。病院はわかりませんでしたが、スーパーは最寄りでも車で10分ほど。電車の駅は遥か遠く、バスも不便で、住むには車が必須のようです。

え〜、結論から言うと、ここに引っ越すことに決めました。
といってもオーナーが「ぼちぼち用意したい」とのことですので、引っ越す時期は来年以降になりそうです。
よく考えもせず、勢いだけのような気もしますが、しょせん賃貸ですし、来年から田舎暮らし体験をはじめてみましょう。

# by cotaro90cc | 2007-08-28 12:35 | 日記